色の三原色

■加法混色

それではどのようにして色とは生まれるのでしょう。

世界にはくらいたくさんの色が存在していますが、3つの色が混ざって表現されています。異なる色を重ねることで色が生み出されることを「加法混色」と呼んでいます。また混色のベースとなる色が「色の三原色」です。

光によって色を表すときに、この加法混色がなされます。加法混色が合成される際の、色の三原色は「赤」「緑」「青」です。この三色は、色の三原色以外にも「光の三原色」「色光の三原色」とも呼ばれます。

異なる波長と周波数を持つことについて赤・緑・青の光について、説明を進めていきたいと思います。赤の波長は625−744mm、周波数は405−480THzです。また緑の波長は500−565mm、周波数は530−600THz、青の波長は450−485mm、周波数は620−665THzとなります。

では、この3色の光を均一に混ぜるとどうなるでしょうか。均等に混ぜ合わせると、色の三原色の波長が持つ反射率が均等になり、「白」色の光が生まれるのです。この原理は「RGB表色系」といい、代表的な利用例はカラーテレビとなります。カラーテレビをじっくりと見てみると、赤・緑・青の縞々がみられることでしょう。カラフルな映像を届けてくれる華やかなカラーテレビの世界は、赤・緑・青という光の三原色を調整することで再現されているのです。